歯科治療
1.歯の悩みについて
ご自宅の子にこんな悩みはありませんか?
- 口が臭い
- 歯垢、歯石がついている
- 歯がぐらぐらしている
- 歯肉が赤い、出血する
- 鼻水が止まらない
- 固いものを食べなくなった
- 口を触るのを嫌がるようになった
など
それは、もしかすると歯周病などのお口のトラブルかもしれません。
犬猫の歯周病
歯周病は、2歳以上のワンちゃんネコちゃんの80%がかかっていると言われる最も多い口腔疾患です。
歯周病は、進行すると顎の骨折や鼻炎などを起こすだけでなく、心臓や腎臓、肝臓など他の様々な臓器も悪くしていってしまいます。
歯周病治療によって、歯の悩みが改善できるかもしれません。
2.歯周病治療の流れ
診察:ご家族に今の症状などのお話を伺った後、お口の中を診察させていただきます。お口のトラブルの原因についてお話させていただきます。
ご予約:診察の結果、麻酔をかけての治療が必要と判断された場合は、手術日をご予約いただきます。
術前検査:手術は、全身麻酔をかけて行うため、決められた手術日の1週間前までの間に術前の血液検査を行わせていただきます。血液検査は、少なくとも8時間以上の絶食での検査をお勧めしています。
手術日:午前9:00にご来院いただき、身体検査、同意書の作成、内金をお支払いいただき、お預かりします。12:00~15:00の間に手術を実施し(外来や手術内容によって前後します)、多くの場合は午後6:00にお迎えをお願い致します。
術後:手術の内容によっては、術後1~2週間に再診をお願いする場合がございます。
また、歯の状態から今後必要なケアの仕方をご説明いたします。
【治療前】 |
【治療後】 |
3.予防歯科
犬でも人と同様に、歯を健康な状態に保つことで寿命が延びるとされています。そのため、当院では積極的に歯科治療を推進しています。しかし、歯科治療は、あくまで悪くなったところをリカバリーしているだけで最も大切なことは、その後の日々のケアであると考えています。麻酔をかけて治療を行っても、その後のケアが不十分だとすぐに悪化していってしまいます。
そのため、麻酔をかけての手術が必要と判断された場合も、まずは予防歯科である歯磨きをご自宅で実施していただくことがございます。治療後にしっかりと歯磨きができるようになれば、手術の効果をより高く長く維持することができます。
予防歯科に必要なグッズは病院に多数取り揃えております。その子に合ったものをお勧めさせていただきます。
4.費用について
手術の費用は、歯やその子の全身状態などによって変わります。しかし、歯の状態を正確に把握するためには麻酔をかけて、一本一本の歯を診察し、さらにレントゲンを撮影する必要があります。そのため、術前にお伝えできる費用は、概算となりますことをご理解いただければ幸いです。概算をご希望される場合は、一度診察させていただきお伝えいたします。初診料は無料となります。お気軽にご来院ください。